作品とその周辺

宇仁 英宏のマチエール

2019年07月16日 (火)

絵の具を混ぜ合わせたり、塗ること自体が、好きだという宇仁英宏。画面に近づくと見えてくる絵肌(マチエール)には、正面からの写真だけでは伝わってこない迫力と魅力がある。ペタペタと置かれた絵筆のタッチや、ペインティングナイフでの荒々しい塗り、そこに重なる薄く溶かれた絵の具など、作家の手の動きや描かれる工程が見えてきて、絵を描く楽しみが伝わってくるようである。

Profile
作家プロフィール

  • 宇仁 英宏 UNI hidehiro

    中学生の時に、アトリエ・ウーフに入会、当時の絵は小さな画用紙には収まりきれず、切ったり貼ったりくっつけたりと立体的になり、やがて油絵で開花した。大胆な構図と、若々しくシュールな色づかい。壁のように絵具を何重にも塗り込めたマチエールが魅力的。現在もアトリエ・ウーフの同じ席で、マイペースに制作を続けている。