松原日光さんが、小学生の頃からずっと続けているという絵日記。自宅には膨大な量が保管されている。ファイルに閉じられていたり、ノートに書かれていたり、文字がワープロで打たれている時代もあれば、手書きで書かれているものもある。手書き文字も少しずつ変化している。一方で、絵はあまり変わっていないように見える。
そのごく一部を紹介する。
Profile
作家プロフィール
松原 日光 MATSUBARA Hikaru
旅行で見た船や飛行機、季節ごとに庭に咲く花々は大きな「刺繍の絵画」となって表現される。震災に心を痛めれば物憂げな動物がキャンバスに現れ、参拝した寺院に感銘を受ければ花びらに独特の模様が現れる。繰り返される毎日の中で繰り返される針の動きは、鮮やかな色彩を伴って松原の世界を紡ぎ出す。