作品とその周辺

濱中徹のスクラップブック

2019年07月05日 (金)

雑誌や新聞の切り抜きの他に、展覧会のチケット、鳥や植物の図鑑の一部分、薬の説明書、昔の絵画作品の画像などなど濱中さんが気になったあらゆるもので構成されている。1ページに対して切り抜きがまるまる一枚貼り付けられたところもあれば、小さな切り抜きがいくつも貼られたところもあり、選ばれた切り抜きの一つ一つや貼り付けるものの組み合わせから、濱中さんらしさが垣間見えてくる。

Profile
作家プロフィール

  • 濱中 徹 HAMANAKA Toru

    19歳の頃に絵を描き始めて以来、独学で自分の世界観を描き続けてきた。独自に編み出した技法により生み出される繊細な絵の中には、鉱石でできたラジオに耳を傾ける蛙や、機械式時計の虫、オリジナル機能をもつカメラなどが登場し、一枚一枚の絵の中でさまざまな物語が展開されている。