作品とその周辺

木村康一の紙粘土のフィギュア

2020年08月04日 (火)

木村さんがまだ陶器で妖怪を作る前、高校生の頃に作っていた紙粘土の人形。戦隊モノが好きで、「北斗の拳」や「聖闘士星矢」の影響を受けているらしい。元々は紙粘土に着彩をしただけのものだったが、次第にボロボロと欠け始めたため、セロハンテープで補強するようになった。陶器やドローイングの妖怪と同じく一つ一つ造形が異なり、各キャラクターに木村さんのこだわりが感じられる。

Profile
作家プロフィール

  • 木村 康一 KIMURA Koichi

    ユーモラスな表情のカッパや猿、あるいは、手足や目、鼻、口など身体のパーツが自在に組み合わされた生き物など、陶器にてオリジナルの「妖怪」を制作している。時に同じモチーフのものをいくつも作ることもあるが、基本的には一つ一つ異なる千差万別の作品を生み出している。小学生の頃に水木しげるの影響で妖怪が好きになり、模写から次第にオリジナルのものを描くようになった。修光学園に通い始めてから陶芸での制作を行うようになり、現在も学園では陶芸の立体物を作り、自宅ではB5サイズの紙に鉛筆で大量のドローイングを描いている。